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時間外勤務の代休(振替え)が実現

どう変わったの? Q&A


Q1.「時間外勤務の『代休(振替え)』措置が改善されたと聞きましたが?」

A1.「勤務時間等に関する規則」が改正され、次の3点が変更されました。
@修学旅行(宿泊行事)の超過勤務(8時間を超える分)が、1日4時間まで「代休(振替え)」がとれるようになりました。
A部活動大会生徒引率等の「土日の代休(振替え)」が、学期中の「学校運営に支障のない日」でもとれるようになりました。
B土日の部活動練習に対しても、代休(振替え)が認められ、振替えと特業手当支給のいずれかを選択できるようになりました。

Q2.「本当ですか、すごいですね。どのような経過で、実現できたのですか?」

A2.昨年9月に実施した「超過勤務の解消を求める」県教委交渉(写真・右)での要求事項が実現したものです。交渉で県教委は「改善に向けて努力する。高教組とも協議したい」と回答し、その後、協議を重ねていたものです。

Q3.「やっぱり組合の力って大きいのですね。では、ひとつずつ詳しく教えて下さい。」


(1)宿泊行事の超過勤務の割り振り変更について

「超過勤務分が『振替え』できる『宿泊行事』とは、修学旅行の他にどんな行事がありますか?」

A3.「規則」には、「学習指導要領に定められた学校行事(全校もしくは学年またはそれらに準ずる集団を単位)」と書かれています。ですから、1年生全員が参加する宿泊研修等は対象になりますね。

Q4.「1日8時間を超える分は、すべて『振替え』できるのですか?」

A4.行事期間中の勤務時間は「1日12時間まで」ですから4時間が上限ですね。3泊なら12時間までです。最終日の振替えについては、県教委は現在「検討中」ということで交渉中です。

Q5.「『振替え』はいつとれるのですか?」

A5.4週間の勤務時間が160時間(週平均40時間)となるように、行事期間以外の勤務時間を減らすとしています。行事の前でも後でも、次の範囲でとれます。
@4週間に「勤務しない日(週休日)」を8日設けなければなりません。*4時間の超過勤務2日分で、「勤務しない日」を1日増やす(9日目の週休日)ことを交渉しています。県教委は現在「検討中」との姿勢です。
A勤務日が引き続き12日を超えてはいけません。

Q6.「『振替え』はどんな手続きでとれるのですか?」

A6.変更期間の始まる30日前までに「宿泊行事の割振り変更簿(新設)」に必要事項を記入します。「振替え」は1時間単位で可能です。対象者全員を同一の日程で変更する必要はありません。「振替え」をしても、「特業手当(宿泊行事の1日あたり1700円)」は支給されます。

Q7.「宿泊行事が、土日に重なったときの扱いは変わりありませんか?」

A7.今回の規則改正は、超過勤務分についての「振替え」を定めたものです。土日の代休の扱いはこれまで通りです。


(2)土日の部活動練習・大会引率などの「振替え」について

Q8.「土日の部活動練習も振替えができるようになったと聞きましたが?」

A8.はい、4月から以下の業務が「振替え」可能となりました。
下線部が、改善箇所です。
@学校の教育計画に基づく部活動指導および県教委の指定する大会等への児童生徒引率業務
A県教委の指定する大会等の運営業務
B学校の教育計画に基づく補習指導
C学校の教育計画に基づき地域行事に参加する児童生徒の引率業務
なお、「学校の教育計画に基づく部活動指導」は、具体的には、各学校で承認方法を決めます。

Q9.「土日の振替えが、夏休みだけでなく学期中にもできるようになったのですか?」

A9.そうです。4月から「振替え」先として、前8週間後16週間の長期休業および「学校運営に支障のない日」ができるようになりました。具体的には、定期考査の午後等がそれにあたります。校長が、学校運営に支障がないと認める必要があります。

Q10.「『振替え』するには、どんな手続きが必要ですか?」

A10.新設される「週休日の振替等変更簿」に必要事項を記入します。
@土日の4時間または8時間を単位として振替え可能です。
A総計「年間120時間まで」という上限が設けられました。
B部活動練習または大会引率は、「振替え」と「特業手当・・大会引率1700円、部活動練習4〜6時間1200円、6時間以上1600円(300円アップ)」のいずれか選択することができます。したがって、「年間120時間」の上限を見越して、手当が支給されない仕事(大会運営業務)を優先して振替える必要があります。
C「振替え」できるのは、土日(週休日)に限られます。祝日の部活動練習、大会引率は、特業手当が支給されます。
D「規則」では、「原則として8週間前」までに「変更簿」に記入することになっています。しかし、これは非現実的な規則です。たとえば、部活動公式戦で上位大会に引率する場合(地区予選→県大会→関東大会)、「8週間前」では出場が決まっていないわけです。また、今年4、5月開催の大会引率に、「8週間前」では「振替え」が間に合わないことも指摘しました。「原則として」であるので、いずれも「認められる」と思いますが、県教委は「検討します」との姿勢です。


(3)今後のとりくみについて

Q11.具体的な運用方法は、各学校で決めることになりますか?

A11.高教組は、今後も、できるだけ職場で利用しやすいように、超過勤務の解消につながるように交渉していきます。この「速報」、職場へFAXした4月3日付け「『学校職員の勤務時間等に関する規則』改正に関する年度初めのとりくみについて」を活用して、職場で交渉協議を進めてください。県教委は、近日中に正式な改正通知を発し、4月17日開催の校長会等で説明するとしています。

Q12.このほかにも、「振替え」を実現してほしい様々な仕事があるのですが?

A12.高教組は、@家庭訪問や生徒指導上の業務 A文化祭、体育祭等の準備 B定時制の深夜に及ぶ時間外勤務、などについても認めるよう要求しています。さらに今年度も「要求書」を提出して交渉しますので、ご協力よろしくお願いします。

高教組は「健康で働き続けられる職場」をめざして超勤解消にとりくんでいます。